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正午の茶事

 茶道の稽古では薄茶点前、濃茶点前、炭点前などを修行しますが、その目的は「お茶事」を執り行うための部分稽古という意味合いがあります。

 今年、茶道の稽古を始めた鉄舟会メンバーに、お茶事とは何かを理解してもらうという意味もあり、鉄舟会茶道部をご指導いただいている先生の御自宅茶室でお茶事を行いました。

 本席の床には天龍寺派管長佐々木容道老大師に御染筆いただいた書「寿山萬丈高」を荘り、初入り、初炭、お粥会席、中立ち、後入り、濃茶、薄茶と簡素化した形ではありますが、ひととおりのお茶事の流れを執り行いました。